MotivaErgonomix2®は、豊胸用インプラントメーカーであるアラガン社、メンター社、ユーロシリコン社等で勤務したインプラントバックの技術者が集結し設立した「エスタブリッシュメント・ラボラトリー社」によって開発されました。
従来のErgonomixを更に進化させた高性能な製品で、伸張性、滑らかで柔らかい感触、バストラインの自然な仕上がり、強度、耐久性が向上し、手術後の被膜拘縮が起きにくく、高い安全性が確立された厚生労働省認可のインプラントバックです。
Motiva Ergonomix2®の特徴
寝ている時は自然にバストが流れラウンド(お椀)型に、上体を起こすとアナトミカル(滴型)に変化します。これはジェルの粘性が低く重力に逆らわないため、乳房と同じように体の動きに合わせて胸のトップの位置が変わり、自然な動きになるためです。見た目も自然な仕上がりになります。
充填率が100%でジェルの形状がしっかり保持されているため、ジェル上部までバランスよくボリュームアップされ、ジェルの下側だけボリュームアップすることがなくなりました。感触も従来のバックを上回る柔らかさ、滑らかさでバストラインの自然な仕上がりを表現しています。
また、ジェルが一つの構造体として動くため、インプラントバックを挿入しやすく、体への負担も軽減されており、胸に挿入した後も張力が働き、シワや変形しづらくなっています。
Motivaは6層構造からなる非常に強度の高いシェル(外膜)で構成されており、とても伸びがよく、衝撃に強いのが特徴で、バリア層とも呼ばれています。その中の1層には、「ブルーシール」と呼ばれる特許を取得したバリア層があり、強く握ったり、絞ったりしても中のジェルが漏れないように作られています。さらにジェルが外に流れ出ないよう医療用のコヒーシブシリコンを使用しています。
万が一、胸を打ったり、強い衝撃を受けても容易に破損することがなく、自然劣化によるジェル漏れを防ぐ構造になっています。
1%未満の被膜拘縮
3年間の追跡調査データーで
被膜拘縮の割合は1%未満でした。
従来のシリコンバックは、キメが粗くザラザラとした質感で摩擦による炎症を起こしし易く、被膜拘縮などを起こす原因の一つとなっていました。
Motivaのシリコンバックは、表面にテクスチャー加工「スムースシルクサーフェス」が施されています。表面は繊細な凹凸が均一に作られており、シルクのように滑らかな質感を形成しています。この「スムースシルクサーフェス」加工によって胸に挿入後、被膜拘縮などのリスクを軽減することが可能となりました。
表面が滑らかなので、胸に挿入する際の抵抗が少なく切開のキズも小さく済みます。
シリコンバックの本体と底面につなぎ目をなくし、一体化させることでインプラント全体が同じ伸長強度をもたらす「モノブロック製法」により、強く潰したり、引っ張ても破損しにくい構造で、強度と長期的な耐久性の向上を実現しています。
横幅は、5mm単位で
お選びできます。
モティバのサイズは約350種類とバリエーションが豊富です。
横幅は5mm単位、高さは4種類、曲線の形、日本人向けのサイズ、グラマラスなサイズなど、ご自身のお好みや体に適したサイズを選ぶことができます。
高さは4種類。
低い方からMINI(ミニ)、DEMI(デミ)、FULL(フル)、CORCE(コース)
バストの大きさにこだわる方のご要望にもお応えできます。
伸張性は、シリコンバックがどの程度までの変形に耐えられるかを表しています。
従来のErgonomix®より201%もアップしています。Motivaシリーズで最も高い伸縮性を示しています。
トゥルーモノブロックプラス®を採用しシリコンバックのシェル(外膜)と充填ジェルの接着を強化。従来のErgonomix®より23%アップしています。これはより強度が高い構造を意味します。
シリコンバックのシェル(外膜)の弾力性が更に向上し、より自然な柔らかさが実現しました。従来のErgonomix®より45%アップしています。柔らかさはMotivaシリーズで最も高い柔軟性を示しています。
ブルーシールプラス®を採用しシリコンの拡散を低減。人体への許容暴露量で250倍もの高い安全性を実現しました。
人間工学に基づいた流動性により、体の動きに合わせた自然な動きを実現しました。
シェル(外膜)とバリア層に使用される高強度の「スーパーシリコン®」を採用し、更に強度と耐久性を向上しています。
インプラントバックの挿入は3つの方法があります。
当院では胸の下(アンダーバストライン)に沿って挿入する「乳房下縁切開法」を採用しています。痛みが少なく、血管や神経を避けて挿入し、挿入位置で固定します。形成外科的縫合で傷跡は目立ちにくくなります。
インプラントバックを挿入する位置、深さは主に3つに分類しています。
当院は「乳腺下法」を採用しています。
乳腺下法乳腺と筋膜の間にシリコンバックを挿入します。最も浅い位置に挿入し体の負担が少なく、シリコンバックの柔らかさ、動きがよくでます。比較的バストが下垂している方に適しています。やせ型の方は段差がでる場合があります。 |
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大胸筋膜下法大胸筋を包んでいる筋膜の下にシリコンバックを挿入します。筋膜を剥離するので乳腺下法より体の負担があります。筋膜に覆われているため変形を起こしにくく安定するのが特徴です。 |
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大胸筋下法大胸筋下にシリコンバックを挿入します。大胸筋を剥離するため、術後の痛みがやや長く生じます。より深い層に挿入し、大胸筋は厚い筋肉なのでシリコンバックの感触がわかりにくいです。バストが小さい方、皮下脂肪が少ない方に適しています。 |
インプラントを挿入する際、インプラントの外皮に触れることなくスムーズに定位置に挿入することができるFDA承認のインプラント挿入器具です。
※料金はインプラント挿入費用に含まれております。
※違和感、痛み等でインプラント抜去をご検討の方はご相談下さい。
摘出したインプラント
Laboratories Arion社製のCMCバッグでした
治療名 | インプラント抜去 |
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治療内容 | 他院にてCMCバッグによる豊胸術を約20年前に受けられ、痛みなどの違和感を感じるため、当院にて抜去術を受けられました。術前のMRI検査ではインプラントの破損はなかったのですが、CMCであったため思いきって摘出を決断されました。 |
リスク | 腫れ、内出血があります。 |
費用 | 385,000円(硬膜外麻酔+全身麻酔代 別) |
院長による診察を行います。ご不明なことや不安などありましたら、お気楽にご質問下さい。診察の際は、患者様のご希望や李陵を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、院長が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心下さい。
インプラントの大きさを決定します。必要な時には術前の乳房検査の手配や術後フォローアップ検査を行います。
麻酔科専門医による全身麻酔を行ないます。
乳房下縁よりアプローチし乳腺下にインプラントを挿入します。
手術後は麻酔の影響がなくなるまでリカバリー室で安静にしていただきます。
7日目に抜糸を行います。腫れや内出血は1-2週間程度でおさまります。術後は豊胸用のバンデージで圧迫固定をします。運動や仕事などは指示に従って下さい。
皮膜拘縮を起こす場合があるので、医師の指示によりマッサージを行って頂くことがあります。
治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行って下さい。
術後の腫れや経過など、不安なことやご不明点などがありましたらお気楽にご相談下さい。
治療時間 | 1時間 |
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ダウンタイム (痛み・傷跡) |
2週間程度 |
通院回数 | 術前検査、抜糸7日目、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年後経過観察 |
抜糸の時期 | 7日目 | シャワー・入浴 | シャワーは翌々日、入浴は抜糸後より可能 |
使用する医療機器・医薬品について
・医薬品医療機器等法上の承認:未承認
・入手経路:国内販売代理店経由で入手
・同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無:無し
・諸外国における安全性等に係る情報に関して:Motivaエルゴノミックス CEマーク取得。
モティバエルゴノミックスは柔らかくナチュラルに仕上がりやすい良質なインプラントです。乳房再建用にも モティバは採用されました。インプラントを挿入する場所は腋窩や乳房下線が主に使用されます。
それぞれに長所・短所がありますが、トラブルの発生が少ない乳房下縁を当院では採用しています。
※インプラント挿入は全身麻酔が必要(費用別途) |
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施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 | YD-APS税込価格 >> YD-APSとは? |
インプラント挿入(Motiva Ergonomix2®) 乳房下縁アプローチ+乳腺下 |
両側 | ¥800,000 | ¥720,000 |
インプラント抜去 | 両側 | ¥450,000 | ¥405,000 |
施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 |
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全身麻酔 ※麻酔科指導医による麻酔 |
- | ¥220,000 |
※当院の金額は全て税込価格となります。
(但し、健康保険診療には消費税がかかりません。)
A 基本的には必要ありません。被膜拘縮傾向がある場合には指示いたします。
A 手術後の経過月や年数にもよりますが、検診方法に注意が必要な場合があります。
手術後の検診については医師と相談して下さい。
A 早期に入れ替えを行うことはできません。
バッグを入れ替えるのにはバッグの外側にできる皮膜を切除する必要があり、そう簡単な手術ではありません。あらかじめ大きめのサイズを検討していくことが大事です。
A おそらく半永久というのが正解です。長く持たせるには定期的な検診が必要です。
アクセス
宮城県仙台市青葉区花京院1-1-6
Ever-i仙台駅前 2F