まぶたの若返りは、まぶたの余剰の皮膚を取り去るのが基本で効果的です。ダウンタイムはやや長くなりますが、本格的に前額リフトやこめかみリフトをチョイスするのも選択肢の一つで、総合的な若返りに役立ちます。
私たちのまぶたの皮膚はまつ毛付近が薄く、眉毛付近は厚くなっています。その厚い皮膚を切除することによりまぶたの開きを良くしリフトアップしていきます。特にこの方法の良い適応は、一重の方で一重のまままぶたのたるみを解消したい方や、二重の方でそのままで特に外側で皮膚がかぶってきたという方、眉からすだれを下ろしたように厚い皮膚がかぶっている方です。
二重のライン付近を切開することがないので、一昔の印象に仕上がり、目の雰囲気を大きく損なうことがありません。特に男性の方は検討してみると良い方法です。まつ毛付近は手術の影響が及ばないため、術後のむくみも早期に解消する傾向にありますが、切除量が多いと1~2ヶ月くらいまぶた全体がなんとなく浮腫んでいるといった感じが継続することがあります。
手術跡は数ヶ月すると産毛が入り込むので比較的きれいになりやすい部位です。術後の眉毛外側の位置がやや下方に下がりますので、眉の描く位置を変えると手術後まもない時期は手術跡が見えてくることがあります。また、眼瞼下垂症がある方は、この方法では完全に眼瞼下垂が治りません。期間を空けてから新たに眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)を行うこともあります。
術前
術後(7日)
治療名 | 眉毛下リフトアップ術(眉毛下皮膚切除術) |
---|---|
治療内容 | まぶたの厚みを気にされてますが、眼窩脂肪や隔膜前脂肪の所見はありませんでした。眉毛下の厚い皮膚を取り去り、すっきりさせる計画で眉毛下皮膚切除術を行いました。眉毛と瞼縁の距離が縮まることですっきり感を見せる効果が出てきます。 |
リスク | 腫れや内出血があります。傷の食い込み感がでることもあります。 |
費用 | 380,000円 2023年 4月現在 |
術前
術後(6ヶ月)
治療名 | 眉毛下リフトアップ術(眉毛下皮膚切除術) |
---|---|
治療内容 | まぶたの外側のたるみが見られます。 眉下から皮膚を取り去り上眼瞼のたるみや開きを改善させる手術を行いました。 |
リスク | 術後は腫れや内出血、傷の赤みが生じる可能性があります。 |
費用 | 380,000円 2023年 4月現在 |
術前
術後(6ヶ月)
治療名 | 眉毛下リフトアップ術(眉毛下皮膚切除術) |
---|---|
治療内容 | かつて黄色腫の手術を行われており、その後外側のみ皮膚が下がってきたという方です。やや右側外側の再発傾向がありますが、傷もほとんど分からず経過良好です。 |
リスク | 術後は腫れや内出血、傷の赤みが生じる可能性があります。 |
費用 | 380,000円 2023年 4月現在 |
術前
術後(1ヶ月)
治療名 | 眉毛下リフトアップ術(眉毛下皮膚切除術) |
---|---|
治療内容 | 眼瞼下垂ですが、まぶたの皮膚が厚すぎるため眉毛下皮膚切除術を行いました。 眉毛下で皮膚を取り去ると、重くて厚い皮膚が取り去られるため自然でスッキリとした二重になります。また、まぶたの開眼も楽になります。 眉毛下皮膚切除術と眼瞼下垂(挙筋腱膜前転術)は私の場合同時には行いません。 アプローチが煩雑になるということ、厚い皮膚を取り去るとそれなりに開眼機能が改善されるからです。 今回のケースは、視野も広がり、開眼も楽になったと術直後から感じられていました。 黒目の見え方がやや悪いため、経過を見て、必要に応じて眼瞼下垂(挙筋腱膜前転術)を考えていきたいと思います。 |
リスク | 術後は腫れや内出血、傷の赤みが生じる可能性があります。 |
費用 | 380,000円 2023年 4月現在 |
医師によるカウンセリングを行います。ご不明なことや不安などがありましたら、お気軽にご質問ください。カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心ください。
まぶたの状態を座位にて診察します。測定器具を用いて、皮膚の切除量の決定と予想される二重の幅を決定していきます。開眼機能が弱い場合には、眼瞼下垂に準じて挙筋腱膜の前転量(目をさらにどのくらい開けていくか)を決定します。
局所麻酔の手術で行います。極細の注射針にて内出血が起こりにくいよう麻酔薬を注入していきます。
眉毛下リフトアップ術
眉毛の下縁、あるいは女性の場合は眉墨を描く下縁から皮膚切開を行います。アートメイクの入っている方はその下縁を切開線とします。術前に座位にて実際に皮膚をつまみ上げ、切除する範囲を決定しておきます。皮膚を切除し、しっかり止血を行います。まぶたの厚さがある方は、roofという隔膜前脂肪組織も同時に切除することが可能です。極細の縫合糸にて形成外科のテクニックを使って丁寧に縫合していきます。
<注意>
まぶたが重い(眼瞼下垂)という症状の自覚がある方は、挙筋腱膜前転術(眼瞼下垂手術)を併用していきます。皮膚は、ワンランク細いこだわりの糸にて縫合をします。その後の傷は目立ちにくくなるよう工夫して縫合を行っています。
眉毛下リフトアップ術
術後7日間は眉毛の下縁に縫合糸があります。
むくみや内出血は限定的です。抜糸後にはほとんど落ち着いているでしょう。手術跡ははじめの3ヶ月は赤みが生じやすいですが、メイクにて隠すことが容易です。また6ヶ月くらいすると、手術跡付近より眉毛が生えてきますので、メイクでカバーしなくても良いくらいになってきます。
治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。
治療時間 | 60分~120分 |
---|---|
ダウンタイム (痛み・傷跡) |
7日~10日程度 ※個人差あり |
通院回数 | 3回程度、抜糸、経過観察として1ヶ月後、3ヶ月後 |
抜糸の時期 | 7日後 |
洗顔・メイク | 目もと以外翌日から可能、目もとの洗顔は3日後~ アイメイクは抜糸翌日から医師の指示で可能 |
シャワー・入浴 | シャワーは当日、入浴は翌日から可能 |
コンタクト | 抜糸後より可能 |
この術式は、まつ毛付近を触れないため、大きく目の印象を変えることがありません。一重の方で二重になりたくない方、特に男性の方はこの方法が最適でしょう。しかし、術後眉毛の位置がやや下に下がることがあるので、眉の描く位置を変えると手術後間もない時期は、手術跡が見えてくることがあります。
また、眼瞼下垂症がある方は、この方法では完全に眼瞼下垂が治りません。期間を空けてから新たに眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)を行うのがベストです。
施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 | YD-APS税込価格 >> YD-APSとは? |
---|---|---|---|
眉毛の下を切開し持ち上げ目の開きを良くする 眉毛下リフトアップ術(眉毛下除皺術) |
両側 | ¥420,000 | ¥378,000 |
※当院の金額は全て税込価格となります。
A 抜糸が7日目です。二重を作成しながらのリフトアップと比較してまつ毛付近に影響が及ばないので抜糸後もむくみは軽度でメイクでカバーできるくらいでしょう。
A 眉毛下リフトアップが良い適応です。ただし、眼瞼下垂症があるかたはこの方法だけではまぶたの開瞼は楽にならない可能性があります。
A 眉下は比較的傷がきれいになりやすい部位の1つです。個人差はありますが3ヶ月は赤みが生じやすいので女性のかたはお化粧で隠していただきます。6ヶ月くらいになると傷跡付近から産毛が入り込みますので傷跡は薄らいできます。
アクセス
宮城県仙台市青葉区花京院1-1-6
Ever-i仙台駅前 2F