隆鼻術（シリコンプロテーゼ）で鼻を高く - 鼻の美容整形 よだ形成外科クリニック

• 治療概要
• 当院の治療
• 治療の流れ
• 留意点
• 料金

隆鼻術（プロテーゼ挿入術）

隆鼻術（プロテーゼ挿入術）とは

鼻筋を通す、お鼻を高くしたいというお鼻の悩みではもっとも多い悩みの1つです。鼻は、顔の中心にあり、しかも高さがあるため、お顔の印象を大きく変化させるものです。鼻筋に関するお悩みについては、インプラントやヒアルロン酸による隆鼻術がおすすめですが、特によだ形成外科クリニックではプロテーゼ挿入術にこだわりを持って行っています。

プロテーゼの分だけ、確実に鼻筋が通り鼻が高くなります。プロテーゼはシリコン性のものがほとんどです。組織安定性に優れ、加工しやすいためです。ゴアテックス、エンドプロテーゼなど新しい素材が使用されてきていますが、まだその安定性は何とも言えない状況です。

欠点としては、大きすぎるプロテーゼは鼻の皮膚を薄くすることがあり、不自然に見えることがあります。

当院の治療

プロテーゼによる隆鼻に抵抗を感じる方もいるようですが、ヒアルロン酸も異物、プロテーゼも異物であるなか、固体であるプロテーゼは、何らかの不具合が生じた場合、抜去することが可能という安全さに優位があると言えます。既製品をそのまま使用するとフィットしないばかりか、一人ひとり鼻の形や大きさが異なるため、いかにもつくりましたという不自然な結果になることがあります。

当院では、手術日より前に一人ひとりの鼻に当てながら、プロテーゼを削って調整をしています。患者様と話をしながらプロテーゼを削り出すと、結果の予想が付きやすく安心度も高まります。また、鼻先は動くところのためL字のプロテーゼは使用しておらず、さらにL字型は弊害が多いため、おすすめはしません。

鼻尖を持ち上げるために作られたL字型プロテーゼですが、鼻先にL字型プロテーゼの曲がり角があたり、皮膚を突き抜けて飛び出てくる可能性が高いということ、鼻柱基部でL字型プロテーゼを支えるのですが、力学的に倒れやすく、曲がりやすいなどということで、不自然さを感じやすいためです。

症例写真

隆鼻術（プロテーゼ） 症例ブログ

術前

術後（2ヶ月 ）

治療名	隆鼻術（プロテーゼ）
治療内容	既成品のプロテーゼを削って調整します。鼻根部をさりげなく高くしたレベルなため大きな変化はありませんがとてもナチュラルに仕上がり、患者さんにも満足してもらえました。
リスク	痛み、腫れ・内出血が1～2週間あります。稀に合併症（炎症や露出）がありますが早期治療にて改善します。
費用	300,000円　2023年 4月現在

経過を見る

• 術前正面。
• 術前斜位
• 術後2ヶ月、正面。
• 術後2ヶ月、斜位。さりげない変化ですが、
  その分いかにもということはなくなります。

治療の流れ

診察

医師によるカウンセリングを行います。ご不明なことや不安などがありましたら、お気軽にご質問ください。カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心ください。

あなたのお鼻に合わせて、シリコンプロテーゼを少しずつ削り、お鼻に当てながら調整をしていきます。お互いに納得いくプロテーゼが作成できたら、滅菌をし、後日挿入の手術を行います。

麻酔

局所麻酔で行います。必要に応じて静脈麻酔で行うこともあります。

治療

鼻腔内を切開しますので、術後の手術跡は見えません。鼻骨の骨膜を剥離し、先日滅菌した細工を施したシリコンプロテーゼを骨膜下に挿入します。切開創を縫合します。インプラントがぐらつかないように鼻ギプスを作成し鼻を固定します。

術後経過

5日目に鼻ギプスを外します。7日目に縫合糸を抜糸します。7～10日くらい、目の周囲の腫れや内出血を来すことがあります。最初の1ヶ月は微妙な腫れがあるため、もっさりとして、ややお鼻が大きく感じるかもしれません。

アフターケア

治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。

留意点

院長コメント

お鼻の悩みをすべてプロテーゼの挿入術で解決することはできません。

長期的にはシリコンインプラントを包む皮膜という組織が固くなってくることがありますので、手術を受けた医師に定期的にフォローを受ける必要があります。さらに、鼻先は解剖学的に鼻軟骨で形態が作られているので、その修正はシリコンプロテーゼでなく、鼻軟骨の修正や耳介軟骨による移植で行うべきだと考えています。鼻根部は骨成分ですが、鼻尖部は軟骨成分でできています。そのため、シリコンプロテーゼによる隆鼻術は骨成分付近にとどめておくべきで、鼻尖を持ち上げるのにプロテーゼで行うのは無理があります。

料金

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