目の下のたるみについては、いくつか原因があり、それにより治療方法も異なります。
ハムラ法(ハムラ変法)とは、Dr.Hamraの考案された手術法です。
下まぶたの手術は、「結膜から眼窩脂肪を取るだけ」の手術が多く行われています。単に脂肪を取る手術の場合、取り過ぎると逆に凹みの原因となり、ボリュームが減った分皮膚の緩みが目立つことがあります。ハムラ法は手術操作で眼窩隔膜という皮下の膨らみの脂肪が入った袋を操作して移動させることで、きれいな下眼瞼の形態を作ります。この脂肪のみならず、皮下の眼輪筋と皮膚に緊張を作ることで引き締まった下まぶたを獲得することができます。
※ハムラ法は皮膚-筋肉-皮下脂肪のそれぞれの層にアプローチをする優れた方法と言えますが、高度な技術を要する手術なので、手術経験が多く、正しい手技を身につけた術者が行うことが大事です。
【こんな方法にはご注意ください!】
支持組織(皮膚や皮下の眼輪筋)を修復せず、脂肪だけを抜くと…
必ず皮下の脂肪と筋肉の修復が必要です。
切らずに気軽にできそうですが…
下まぶたの膨らみは目立たないが、皮膚のハリがない、よれているというケースに検討をする手術です。下まぶたの膨らみが目立つ場合や頬の低さも気になるケースは、ハムラ法やショッピングスレッドリフト、ヒアルロン酸リフトスとの併用を検討するといいでしょう。
術前
術後(3ヶ月)
術前
術後(3ヶ月)
治療名 | 下まぶたハムラ法(目袋修正) |
---|---|
治療内容 | 下まぶたの膨らみである目袋を皮下で切開して、下方に膨らみである脂肪とともに伸展固定します。正面から見るとヒアルロン酸などの注入術で改善するように見えますが、側面から見ると目袋が更に大きく見えてしまうことがわかります。 |
リスク | 腫れや内出血があります。傷の食い込み感がでることもあります。 |
費用 | 400,000円 2023年4月現在 |
術前
術後(8ヶ月)
治療名 | 下まぶたハムラ法(目袋修正) |
---|---|
治療内容 | 局所麻酔で、眼窩縁まで剥離をして、脂肪の入っている隔膜を大事にし、その隔膜を下方に伸ばして眼窩縁に固定をします。脂肪は極力切除せず隔膜の緊張で押さえ、ハリを作るために眼輪筋弁を外側に緊張をかけて固定します。 |
リスク | 腫れや内出血があります。傷の食い込み感がでることもあります。 |
費用 | 400,000円 2023年4月現在 |
術前
術後(6ヶ月)
治療名 | 下まぶたハムラ法(目袋修正) |
---|---|
治療内容 | 局所麻酔で治療時間90~120分、抜糸は7日目に行いました。今回のように、白目に浮腫を生じた場合14~20日程度違和感を感じることがあります。白目の浮腫は、出る方と出ない方がいらっしゃいます。また、個人差がありますが微妙な左右差や笑ったときに引きつる感じなどは2~3ヵ月程度でほぼ解消します。 |
リスク | 腫れや内出血があります。傷の食い込み感がでることもあります。 |
費用 | 400,000円 2023年4月現在 |
術前
術後(5ヶ月)
治療名 | ハムラ法 |
---|---|
治療内容 | 下眼瞼を切開し、下眼瞼縁に達し、膨らみの原因である眼窩脂肪を下方に伸展することで形態を滑らかにします。そして眼輪筋を外側に緊張をかけて固定することで、皮膚のハリを作ります。余剰な皮膚があったら、切開線に合わせて切除を行います。 |
リスク | 局所麻酔にて手術を行い、片側約45分必要です。抜糸は7日目、お化粧を行えば、7~10日でダウンタイムは十分でしょう |
費用 | 400,000円 2023年4月現在 |
医師によるカウンセリングを行います。ご不明なことや不安などがありましたら、お気軽にご質問ください。カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心ください。
はじめに下まぶたの皮膚の緊張やゆるみをチェックします。次に目袋の膨らみの程度、左右差をチェックします。下まぶたのたるみが皮膚のみの問題と判断された場合、下まぶた除皺術(リフトアップ)を採用します。
局所麻酔で行います。内出血を少しでも予防するため、特注の極細針を使用しています。
まつ毛下切開を行います。この部位の切開は、正しく行えばほとんど手術跡がわからなくなります。眼輪筋下で眼窩下縁まで眼窩隔膜上を剥離します。
(下まぶたハムラ法(目袋修正))
眼窩隔膜を切開し、眼窩脂肪をボリュームが減っている眼窩下縁上に脂肪を覆うようにして配置し、隔膜を下に進展しながら固定していきます。膨らみの脂肪を再配置させることにより、目袋が平らになるばかりでなく、眼窩下縁周囲のボリューム不足を補うことができます。次に皮膚の緊張とハリを得るために、眼輪筋という皮下の筋肉を外上方へ引っ張り骨膜に固定をし、余りのある分だけ皮膚を取り去ります。もともと筋肉の弛みがある方は皮膚の切除はやや控えめに行うことが必要です。丁寧に縫合を行い、テープ固定をします。
(下まぶた除皺(リフトアップ)術)
外眼角で眼輪筋という皮下の筋肉を外上方に緊張をかけ、骨膜上に固定をします。上方視しながら、余分な皮膚を適度に取り去ります。細い縫合糸で丁寧に縫合し、テープ固定をします。
3日目が最もむくみます。まれに白目(眼球結膜)が浮いた感じに浮腫を起こすこともあります。7日目に抜糸を行いますが、お化粧を施せば気にならない人がほとんどで、一般にダウンタイムは7~10日と見ていいでしょう。ぶつけたように青くなり膨らむということはありません。
手術跡は、約3ヶ月赤みを生じることがありますが、メイクでカバーできる程度です。また、目尻に固さが生じることがありますが3ヶ月程度で解消していきます。
手術では補えなかったボリュームに対しては、手術約1年後位に、ヒアルロン酸注入、脂肪注入、PRPF注入療法など追加治療することをおすすめしています。
治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。
治療時間 | 90-120分 |
---|---|
ダウンタイム (痛み・傷跡) |
7日~10日程度 ※個人差があります |
通院回数 | 3回程度 抜糸、経過観察として1か月後、3か月後 |
抜糸の時期 | 7日後 |
洗顔・メイク | 目もと以外翌日から可能、目もとの洗顔は3日後~ アイメイクは抜糸翌日から医師の指示で可能 |
シャワー・入浴 | シャワーは当日、入浴は翌日から可能 |
コンタクト | 抜糸後より可能 |
下まぶたハムラ法(目袋修正)の場合、目袋の脂肪を再配置させることにより、頬が高くなった印象も期待できます。しかし、この方法はドクターによってやり方が異なり、微妙に結果も異なります。また、高度の手技を要しますので、手術料金のみで判断されるのは注意が必要でしょう。下まぶたのシワや弛みは、皮膚の余りや皮下の眼輪筋の緊張が緩くなったことが原因の場合がほとんどです。そのため、ヒアルロン酸類の注入療法や化粧品によってこれらの問題は治ることはありません。安易な注入術は、ボコボコ感やかえって膨らみが目立つことがあるので、注意が必要です。目袋の膨らみが気になるケースは、さらに目袋に対する手術が必要です。このケースに対する手術にはハムラ法を行っています。
施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 | YD-APS税込価格 >> YD-APSとは? |
---|---|---|---|
目の下のたるみ、膨らみ、くぼみ、クマを解消 下眼瞼除皺術 下まぶたハムラ法(目袋修正) ※複雑:ハムラ法 |
両側 | ¥440,000 | ¥396,000 |
目の下のたるみ、膨らみ、くぼみ、クマを解消 下眼瞼除皺術 下まぶた除皺(リフトアップ)術 ※単純:皮膚・筋肉のみ |
両側 | ¥360,000 | ¥324,000 |
※当院の金額は全て税込価格となります。
A どちらも目の下の眼窩脂肪が対象ですが、ハムラ法は眼窩脂肪をくぼみに移動させます。脱脂は脂肪を取り去ってしまいます。どちらの方法が適しているかは、カウンセリング時に判断しますのでまずはご相談ください。
A 個人差はありますが、通常7~10日程度でおさまります。
A 局所麻酔で行いますので、手術中の痛みはありません。麻酔時も極細針を使用して内出血を極力抑えるようにしています。
アクセス
宮城県仙台市青葉区花京院1-1-6
Ever-i仙台駅前 2F