全切開法とは、まぶたの余剰の皮膚を切除して取り除き、必要に応じて脂肪などを除去し、二重のラインを作り出す方法です。全切開法は、まぶたに余りや厚みがあり埋没法では対応しにくい方、一度埋没法を受けたが現在の状態が気に入らない方、糸が緩んでしまった方、奥二重を希望される方などに適しています。
高めのラインを希望の場合は、埋没法よりも全切開法を選択された方がナチュラルに見えます。また、奥二重を希望される場合も全切開法がおすすめです。低すぎるラインの埋没法は瞼板という組織を痛め、角膜への影響が強いためです。
他の手術と組み合わせることで、さらに魅力的な目もとを作ることも可能です。黒目を大きく見せる、あるいは眼瞼下垂の手術は全切開を行い眼瞼挙筋腱膜の調整を行います。目頭切開や目尻切開を組み合わすことでより魅力的なあなたを手に入れることが可能でしょう。
当院では、形成外科医が、傷跡が目立ちにくくなるような切開方法や縫合の仕方を行い、患者様にご満足いただけるよう細心の注意をはらって治療を行っています。また術後も経過を観察し、患者様の安心に繋がるよう小さな相談にも責任をもって対応いたしてます。
全切開法は、術者によって結果に差がでます。手術のデザイン、手技もそれぞれの術者によって異なり、それが結果として現れます。クリニック名や治療費で検討するのでなく、どの医師が担当するのかを伺って、総合的に判断することが必要です。
術前
術後(4ヶ月)
治療名 | 全切開法 + 他院埋没糸抜去 + 隔膜内脂肪除去術 |
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治療内容 | 局所麻酔下にてまぶたを切開し、前医の糸を抜去、膨らみの原因の脂肪を減らし、二重を作成していきます。7日目抜糸、メイクでカバーできる内出血、腫れは約10日、想定した二重のラインは約3ヶ月です。 |
リスク | まれに二重のラインが緩むことがあります。左右差の可能性や傷の食い込み感など個人差によって異なります。 |
費用 | 520,000円 2023年4月現在 |
術前
術後(6ヶ月)
治療名 | 挙筋腱膜前転術を併用した全切開法 |
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治療内容 | 局所麻酔下にてまぶたを切開し、さらに挙筋腱膜を瞼板に固定し開きを調整する方法を併用し、二重を作成します。目の開きの安定は約1ヶ月で左右は4~6ヶ月かかることがあります。目の開きは個人差があり、予想より開瞼しないこともあります。 |
リスク | 重瞼の消失、切開創の食い込み感、開瞼量の減少、再手術の可能性などがあります。 |
費用 | 400,000円 2023年 4月現在 |
術前
術後(11ヶ月)
治療名 | 全切開二重法 + 他院埋没糸抜去 + 隔膜内脂肪除去術 |
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治療内容 | 他院で埋没法を過去に受けましたが、安定させるために全切開と隔膜内脂肪を減量切除しました。7日目抜糸、メイクでカバーできる内出血、腫れは約10日、想定した二重のラインは約3ヶ月です。 |
リスク | まれに二重のラインが緩むことがあります。 左右差の可能性や傷の食い込み感など個人差によって異なります。 |
費用 | 520,000円 2023年4月現在 |
医師によるカウンセリングを行います。ご不明なことや不安などがありましたら、お気軽にご質問ください。カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心ください。
シミュレーションを行い術後の結果を予測していきます。全切開法は手術後の結果を予測するのには設計図(手術のデザイン)が極めて大事です。そのため坐位にて、目の左右差、まぶたの厚さ、皮膚の切除量等をチェックしていきます。
まぶたにデザインをし、局所麻酔を行います。注射針はスカーレットニードルという痛みの少ない特注の針を使用します。
※スカーレットニードル以外の極細針も積極的に採用しています。
デザインに従い、余剰の皮膚がある場合は皮膚を切除します。続いて皮下の眼輪筋の一部及び瞼板前組織や眼窩隔膜脂肪を必要に応じて減量していきます。二重の線が作成されるよう皮下組織を瞼板~腱膜に固定し、皮膚を縫合します。皮膚縫合は少しでもラインがきれいになるよう、細い糸で細かく縫合していきます。全切開法では埋没法のように結膜側に糸が貫通することはありません。埋没法を以前に行っている方の場合、残存している埋没糸は可能な限り取り除きます。
手術後5~7日は縫合糸がまぶたについています。術後3日目がむくみや腫れのピークとなります。目が開けづらいこともあります。この間は人に会いづらいでしょう。抜糸は5~7日目に行います。メイクをして対面的に問題ないと思われる日にちは、術後約10日前後を見ておくといいでしょう。切開線からまつ毛にかけてのむくみはしばらく続くため、予定のラインより高めに感じるかもしれません。1~3ヶ月で徐々にナチュラルになり変化しなくなっていきます。この間、切開線は人によっては赤みが生じることがありますが、メイクでカバーできる程度の赤みです。
治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。
治療時間 | 60分程度 |
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ダウンタイム (痛み・傷跡) |
1週間程度 ※個人差があります |
通院回数 | 4~6回:手術日、抜糸、1ヶ月目、3ヶ月目(推奨) |
抜糸の時期 | 7日目 |
洗顔・メイク | 目もと以外翌日から可能、目もとの洗顔は3日後~アイメイクは抜糸翌日から医師の指示で可能 |
シャワー・入浴 | シャワーは当日より可能、入浴は翌日から可能 |
コンタクト | 1週間後から着用可能 |
全切開法の利点は手術後ラインが取れてしまうことがほとんどないことです。また、目頭切開や挙筋短縮術を組み合わせたり、脂肪の処理をすることが容易でもあります。埋没法で脂肪の処理を行うと部分的に凹む原因となることがありますので、当院では行っていません。手術のデザインと技術がマッチすればよりナチュラルな目を実現することが可能です。
埋没法と異なりラインを修正するのには、時間と技術が要求されます。手術後約3ヶ月で微妙な腫れや左右差は解消していきますが、明らかな左右差が生じる場合、3ヶ月後に修正を行います。まだ、手術の影響が強く出ている3ヶ月以内の修正を行うことはおすすめしません。正しい手術を行っていれば修正はさほど大変ではありませんのでご安心ください。
施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 | YD-APS税込価格 >> YD-APSとは? |
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しっかりとした二重を半永久的に 全切開法 |
両側 | ¥330,000 | ¥297,000 |
※当院の金額は全て税込価格となります。
A 可能です。一度、糸を外して改めて二重術を行います。まぶたの状態によって、埋没法や切開法などのご提案をいたします。
A 同意書が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
A 1本の連続した線なので、形成外科の繊細な技術で縫合すれば、ほとんど目立たなくなります。
アクセス
宮城県仙台市青葉区花京院1-1-6
Ever-i仙台駅前 2F