凹みの原因として、体重の変化や加齢現象により隔膜内脂肪(眼窩脂肪)や隔膜前脂肪がやせてしまうことがあります。また、生まれつきこれらの脂肪が少ない方も凹みが目立つことがあります。
まぶたの眉下のくぼみは、その影の影響で疲れや老けている印象を相手に与えかねません。もともと凹みがあった方と年々目立つようになった方とでは、気になり始めた時期が異なると思います。それぞれの原因に対して隔膜内なのか隔膜前なのかまたは両方を動かすべきなのか、治療法を選択する必要があります。
隔膜内脂肪移動術・隔膜前(ROOF)脂肪移動術は、挙筋腱膜前転術や全切開法と併用して行います。凹んだ部分に脂肪を移動させることで目もとの凹みを改善したり、手術で作られた幅の広い二重をも修正することができます。
目もとの凹み治療は大きく分けて2種類あります。
治療は、眼瞼下垂手術と同じように挙筋腱膜を瞼板へと前転固定します。それだけでも凹みはかなり改善するのですが、大きな脂肪である眼窩脂肪も引き出し、瞼板付近で固定をしてあげます。すると、眼瞼下垂も治り、大きな脂肪が前方へと乗ってくるため、凹みがより改善されてきます。
この手術をおこなってもさらに凹みを改善しなくてならない場合は、ここで初めて脂肪注入術や目もとのヒアルロン酸注入を考えていきます。
術前
術後(3ヶ月)
治療名 | 挙筋腱膜前転術(腱膜性眼瞼下垂)+ 隔膜内脂肪移動術 |
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治療内容 | 二重ラインの不整とまぶたの凹み、下垂がみられます。挙筋腱膜を瞼板へと前転固定し、大きな脂肪である眼窩脂肪も引き出し、瞼板付近で固定をしてあげます。 |
リスク | まれに二重のラインが緩むことがあります。左右差の可能性や傷の食い込み感など個人差によって異なります。 |
費用 | 400,000円 2011年9月現在 |
術前
術後(2.5ヶ月)
治療名 | 挙筋腱膜前転術+隔膜内脂肪移動術+隔膜前(ROOF)脂肪移動術 |
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治療内容 | 10年くらい前に他院で全切開を受け、二重のラインが緩んできたため、数年前に別のクリニックで埋没法を受けられましたが、やはり安定しないため、当院を受診された方の症例です。「全切開での二重手術だから絶対に外れない」ということはありません。脂肪を取ったとしても緩んでしまうことがあるのです。今回の症例は、おそらく必要以上に眼窩脂肪を取り去り、挙筋腱膜を傷めてしまったことにより、くぼみ目で下垂傾向の目になってしまったものと思われました。そこでまず、下垂傾向の上眼瞼と二重を安定させるために、挙筋腱膜前転術を併用した全切開を行い、残っている脂肪を前方に移動させ膨らみを作り、重瞼線が食い込まない程度に縫合していくという内容で手術を行いました。経過はまだ浅いですが、安定した結果になりそうで一安心いたしました。 |
リスク | 一時的な内出血斑、一時的な瘢痕の赤み、皮下縫合糸の露出、重瞼ラインのくいこみ、重瞼ラインの緩み、左右差が起こることがあります。また、挙筋腱膜前転術の再手術の可能性があります。 |
費用 | 520,000円 2014年6月現在 |
医師によるカウンセリングを行います。ご不明なことや不安などがありましたら、お気軽にご質問ください。カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心ください。
シミュレーションを行い術後の結果を予測していきます。手術後の結果を予測するには設計図(手術のデザイン)が極めて大事です。そのため坐位にて、目の左右差、まぶたの厚さ、皮膚の切除量等をチェックします。
まぶたにデザインをし、局所麻酔を行います。眼科用の極細針にて注射をします。
全切開法に準じて皮膚切開をします。二重の修正術の場合は切開をされた位置とは別の所を切開することがあります。挙筋腱膜前転術が必要な場合は挙筋腱膜前転術に準じて手術を行います。隔膜内脂肪移動術の場合は隔膜を開放し眼窩脂肪を剥離して下方に移動して適切な位置に固定をします。隔膜前(ROOF)脂肪移動術の場合は眼輪筋下隔膜上を頭側に剥離を進めROOFをフリーにして適切な位置に固定をします。
基本的に全切開法、挙筋腱膜前転術を併用した全切開法の術後経過に準じます。隔膜前脂肪移動術の場合は切開線の上方にやや膨らみが強調された感じが数ヶ月見られることがあります。
治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。
治療時間 | 75~120分 |
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ダウンタイム (痛み・傷跡) |
7~10日程度 ※個人差があります |
通院回数 | 3回程度、抜糸、経過観察1か月後、3か月後 |
抜糸の時期 | 7日目 |
洗顔・メイク | 目もと以外翌日から可能、目もとの洗顔は3日後~ アイメイクは抜糸翌日から医師の指示で可能 |
シャワー・入浴 | シャワーは当日より可能、入浴は翌日から可能 |
コンタクト | 抜糸後より可能 |
隔膜内脂肪の移動及び隔膜前脂肪の移動術は解剖学的に熟知しそれを手術として実行するためには高度な技術を身につけていることが必要です。同時に挙筋腱膜前転術を行うことがほとんどなので、挙筋腱膜前転術にも熟知した術者と相談されることが大事です。
施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 | YD-APS税込価格 >> YD-APSとは? |
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まぶたの凹みを改善する 隔膜内脂肪移動術 ※他治療と組み合わせて行う治療ですので、 隔膜内脂肪移動術だけでの治療は行っておりません。 |
両側 | ¥110,000 | ¥88,000 |
二重まぶたを修正する 隔膜前【roof】脂肪移動術【二重修正】 ※他治療と組み合わせて行う治療ですので、 隔膜前【roof】脂肪移動術【二重修正】だけでの治療は行っておりません。 |
両側 | ¥132,000 | ¥99,000 |
※当院の金額は全て税込価格となります。
A まずは凹みの要因を確認して、症状にあった施術方法をご提案します。
A 目もとのヒアルロン酸注入、脂肪注入術を行うことで凹みが改善される場合もあります。
アクセス
宮城県仙台市青葉区花京院1-1-6
Ever-i仙台駅前 2F