「PRP（濃縮血小板注入療法）」でシワ改善、皮膚の若返り～目の下の小ジワ・ほうれい線・たるみ・ハリの改善・ニキビ跡など～ - お顔の注入治療 よだ形成外科クリニック

• 治療概要
• 当院の治療
• 治療の流れ
• 留意点
• 料金

PRP注入療法（濃縮自己血小板）シワ改善、皮膚の若返り

PRPとは

PRP：PlateletRichPlasma（多血小板血漿）の注入療法とは、ご自身の血液に含まれる血小板を利用して皮膚の若返りを図る治療のことです。

《血小板には若返りの要素がつまっています》

PRP注入療法（濃縮自己血小板）は、スポーツの世界でも着目されており、「著名な野球選手がPRPでひじの治療を受けられた。」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。スポーツ選手に施したPRPの治療は、「血小板」という損傷組織を修復する血液内の成分を濃縮した「血漿」を、部分断裂した右ひじに注射して「自己治癒」を促進するというものでした。

私たちの血液に流れている血小板は、様々な能力を秘めた不思議な成分です。自己治癒力も血小板の持つ能力のひとつですが、最新の研究により、お肌を若返らせる成分も数多く含まれていることが分かってきました。その成分を活かした治療法が「PRP注入療法（濃縮自己血小板）」です。自分の血液を採血し、そこから特殊な装置で血小板のみ採取、濃縮してから皮膚に戻すことで、お肌全体を若返らせます。

PRP注入療法は、血小板を再生して治療する再生医療のカテゴリーのため、厚労省の認可が必要な治療です。

当院は、認定施設として登録されていますので、安心してご相談ください。

当院の治療

PRP注入療法（濃縮自己血小板）

PRP注入療法は、ヒアルロン酸やレディエッセなどの注入術と異なり、複数回治療を受けても自己血のため、アレルギーや副作用の心配がほとんどありません。

PRPを濃縮するキット・濃縮方法について

当院では、ダブルスピン法という濃縮率を上げる方法を行っています。またカルシウムイオンを添加しない方法を採用しています。赤血球は、ほとんど入らないため、ダウンタイムも数日です。約40mlの採血で約2mlのPRPを作成する濃縮率で行っています。

複合治療の必要性

PRP注入療法は注入できる量や領域が限られます。またシワの程度も、ちりめんジワレベルからしっかりしたものまで様々です。そのためにPRP注入療法単独の治療だけでは皮膚のハリやシワの改善に対し、すべて対応することはできません。皮膚の余りがあれば、それを改善するための治療方法も考慮に入れる必要もあります。シワの程度によっては、PRP注入療法でなく、ボトックス注射（表情ジワ）をすすめる場合もありますし、M22などの光治療、コラーゲンピールやレチノール療法を併用されることにより、それぞれの利点を増幅し、欠点を補うごとが期待できます。

症例写真

PRP注入療法（濃縮自己血小板）症例ブログ

術前

術後（3ヶ月）

治療名	PRP（多血小板血漿）注入による目元の若返り治療
治療内容	再生医療である、自己血から作成したPRPを上下眼瞼の皮膚にまんべんなく注射します。PRPの作用は約3-6ヶ月で皮膚の若返り効果によってハリ、シワ、皮膚色の改善を期待します。継続的な効果を得るためには2-3回/年の治療が有効です。
リスク	自己血の成分を皮膚に戻す治療のためリスクはありません。数日の一部分内出血や腫れ感を伴います。
費用	PRP 2ml 100,000円（部位によって作成量が異なり料金も異なります） 2016年　7月現在

経過を見る

• 術後（直後）開瞼
  腫れはその日くらいです。
• 術後（1ヶ月）開眼
• 術後（3ヶ月）開眼
  皮膚の質感の向上と小ジワの減少が認められます。

治療の流れ

診察

医師によるカウンセリングを行います。ご不明なことや不安などがありましたら、お気軽にご質問ください。カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心ください。

お化粧を落としていただき診察をします。お悩みの部位のシワやハリの状態をチェックしPRP注入療法が適応か判断します。適応の場合、問診表をチェックしPRP注入療法を行って良いかのチェックも行います。適応でない場合は他の治療方法を検討しおすすめいたします。

採血

採血を行います。PRPが2ml必要な場合は約40mlの採血を行います。治療までの間、該当部位に麻酔クリームによるODTを行います。

作成

遠心分離器に採血したスピッツを入れ、回転数を設定して血小板を濃縮していきます。当院では不純物が入らないようにクリーンベンチの中でPRPを作成しています。

注入

マーキングを施した領域にすみやかにPRPを注入していきます。

施術経過

注射針にて注入するため、他の注入療法と同様に一過性の腫れや内出血の可能性があります。生じた場合はメイクで隠せる程度ですが、5日ほどで解消してきます。期待されるお肌のハリやシワの改善は、ヒアルロン酸注入術のように即効性はありませんが、早ければ1週間ほどで実感ができ、一般に3ヶ月の時間をかけながら少しずつ改善をしてきます。

効果の持続は個人差に影響されますが、PRPの作用は4～6ヶ月くらいと言われていますので複数回の治療を行うことが望ましいと言えます。PRPは自己血の治療のため継続治療においても安全度が極めて高い治療です。

アフターケア

治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。

留意点

院長コメント

私たちの体を流れる血液には赤血球、白血球、血小板が含まれているということは、ご存知でしょう。その血小板を利用した治療がPRP注入治療です。血小板は、出血したときに固まり、かさぶたを作ります。血小板は、とても不思議なもので、細胞の核がありません。そして、血小板には、色々な成分が含まれており、注目すべきは、「若返りの要素」が含まれているということが分かってきたということです。

治療は、本人の血液を使用します。
採血→遠心分離→PRPの回収→注射針にセット→治療箇所に注入という流れになります。40mlの採血に対し約2mlのPRPを取り出すことができますので、この量で上まぶた～下まぶたにかけて注入が可能です。速効性は無いのですが、じわじわと効いてきて、6ヶ月以上も効果が持続するケースもあります。

料金

関連する治療

• ボトックス注射 厚労省承認薬VISTAで前額・目尻・アゴ・眉間・鼻根部・上口唇等の表情ジワを改善します。
• M22 レーザーよりワンランク上の最新光 （IPL） 治療器で、様々な肌トラブルを改善します。