当院はPRPF及びPRP治療の厚生労働省認可施設です。
(PRP及びPRPFは再生医療等安全性確保法に指定される治療のため施設登録、治療法登録が必要です)
PRPF:Platelet Rich Plasma(多血小板血漿)+b-FGF治療とは、様々な成長因子を含む血小板にb-FGF(ベーシックエフジーエフ)というグロースファクターを添加したものです。
b-FGF(ベーシックエフジーエフ)をPRPに加えると、その作用はPRP単独の作用とは全く別のものに変化します。PRPFはその溶液が接した組織が増殖して、その組織に置換されるという特性を持っているため、皮膚でなく皮下に注入することで組織のボリュームアップされる、ヒアルロン酸のようなフィラーとしての特性を有しています。一度組織に置換されたPRPFは自己組織の一部となるため、簡単には吸収されません。PRPFは、通常のPRP(b-FGFを添加しない)とは全く別物の治療法です。
PRPFの作製方法は施設によって異なり、注入方法や作製方法によってはシコリが出現したり、膨らみすぎることもありますのでご注意ください。
加齢現象に伴う下まぶたやこめかみの凹み、体重減少に伴う頬のこけなどを治療するには、基本的にその部分にボリュームをつけて膨らませる方法があります。
ボリュームをつけるには、ヒアルロン酸などの異物、自己脂肪で行う脂肪注入術、自己血小板から作成するPRPF注入療法があります。
これらの治療法には、それぞれ適応とメリット、デメリットがあります。
ヒアルロン酸は製剤のため、いつでも施術が可能ですが、製剤の種類によっても性質は異なり、吸収される割合もあるため複数回の治療が必要なことがあります。何か不都合を感じた時にはヒアルロニダーゼという溶解注射にて溶解させることができます。
脂肪注入はまずどこからか採取しなくてはいけません。そして生着率がやや低いため、複数回の治療が必要となることもあります。ただし、生着した脂肪は長くそこに存在します。
PRPFは採血から作成することができます。生着率は非常に高く、ダウンタイムも少ないです。しかし、b-FGF(ベーシックエフジーエフ)を使用することには議論があり、作製方法も様々で、注入技術も必要です。脂肪注入もそうですが、注入部位で増殖した組織の存在を認知したり、作製方法によっては注入ボリュームが多くなりすぎることもあります。その対処は困難である場合も見受けられます。
当院ではまず診察をし、どの方法によるボリュームアップが適しているか判断し、患者様のご希望や治療部位の状態をふまえて治療法を決定しています。
当院はPRPF及びPRP治療の厚生労働省認可施設です。
(PRP及びPRPFは再生医療等安全性確保法に指定される治療のため施設登録、治療法登録が必要です)
当院では、ダブルスピン法という濃縮率を上げる方法を行っています。またカルシウムイオンを添加しない方法を採用しています。赤血球はほとんど入らないため、ダウンタイムも数日です。約40mlの採血で約2mlのPRPを作成する濃縮率で行っています。
注入前斜位
注入後(2ヶ月)斜位
治療名 | PRPF注入療法(濃縮自己血小板+b-FGF) |
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治療内容 | ゴルゴラインの改善は、PRPF注入療法(濃縮自己血小板+b-FGF)のよい適応です。ゴルゴラインは、目頭の部分から頬の中央にそって、斜め下にいく直線ライン(くぼみ)のことを言います。自分の血小板にb-FGF(ベーシックエフジーエフ)というグロースファクターを添加します。このb-FGFを皮下に注入すると、くぼみの部分を盛り上げて、治療直後からふっくらした感じが確認できます。大変満足して頂きました。当院の採用している方法は安全性が高く、膨らみすぎるということがほとんどありません。 |
リスク | 自己血の成分を皮膚に戻す治療のためリスクはありません。数日の一部分内出血や腫れ感を伴います。 |
費用 | PRPF注入療法(濃縮自己血小板+b-FGF)2キット 210,000円 2019年 7月現在 |
術前
術後(PRPF注入療法(濃縮自己血小板+b-FGF)術後(1ヶ月)、シルエットリフト術後(1年8ヶ月)、ハムラ法術後(2年2ヶ月))
治療名 | 下まぶたハムラ法+シルエットリフト+PRPF注入療法(濃縮自己血小板+b-FGF) |
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治療内容 | 下眼瞼のたるみをハムラ法で改善し、次に中顔面のたるみをシルエットリフトで改善させ、残されたへこみに対してPRPF注入療法(濃縮自己血小板+b-FGF)を利用してふっくらさせていきました。PRPFは、自分の血小板にb-FGF(ベーシックエフジーエフ)というグロースファクターを添加します。このb-FGFを皮下に注入することで組織のボリュームアップが行われ、治療直後からふっくらした感じが確認できます。当院の採用している方法は安全性が高く、膨らみすぎるということがほとんどありません。 |
リスク | 自己血の成分を皮膚に戻す治療のためリスクはありません。数日の一部分内出血や腫れ感を伴います。 |
費用 | PRPF注入療法(濃縮自己血小板+b-FGF)2キット 210,000円 シルエットリフト360,000円 下まぶたハムラ法 280,000円 2016年4月 |
医師によるカウンセリングを行います。ご不明なことや不安などがありましたら、お気軽にご質問ください。カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。当院の治療は、双方合意のもとで行います。患者様がご納得されていないのに、治療を無理強いするようなことは一切ありませんのでご安心ください。
お化粧を落としていただき診察をします。お悩みの部位のシワやハリの状態をチェックしPRPF注入療法が適応か判断します。適応の場合、問診表をチェックしPRPF注入療法を行って良いかのチェックも行います。適応でない場合は他の治療方法を検討しおすすめいたします。
採血を行います。PRPFが2ml必要な場合は約40mlの採血を行います。治療までの間、該当部位に麻酔クリームによるODTを行います。
遠心分離器に採血したスピッツを入れ、回転数を設定して血小板を濃縮していきます。当院では不純物が入らないようにクリーンベンチの中でPRPを作成しています。
作成したPRPにb-FGFを添加します。
マーキングを施した領域にすみやかにPRPFを注入していきます。
5~7日くらいの内出血斑を来すことがあります。数日の違和感やうちみのような痛みが生じます。施術後よりやや膨らみが増し、注入量が多いのではと感じられることもあります。10-14日ほどでその腫れ感、ボリュームが多く感じることは改善してきます。
炎症反応を利用してPRPFが周囲との組織になじむため、この腫れる状態は必要な反応です。そのため、冷却しすぎや、痛み止めなどの抗炎症剤を服用すると十分にボリュームが出ないことがあるため、14日間は何もしないことが必要です。
1ヶ月くらいで注入部位は安定するため、注入部位に対する他の施術等は可能です。ボリュームを再び同じ部位に追加したい場合は十分反応がおさまった6ヶ月以上経過をみて検討を行っていきます。
治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。
治療時間 | 麻酔クリーム1時間 治療15分 |
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ダウンタイム (痛み・傷跡) |
10~14日の微妙な腫れ、 内出血班 |
通院回数 | 3回 2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後 |
抜糸の時期 | なし |
洗顔・メイク | 翌日より可能 |
シャワー・入浴 | 翌日より可能 |
コンタクト | 直後より可能 |
濃縮自己血小板(PRP)+b-FGF注入療法であるPRPFは最新の再生医療の1つです。自分の血液から作成する治療法のため安全性に優れています。治療の直後からふっくらした感じが確認でき、満足度が高い治療です。成長因子の添加療法は、注入箇所が膨らみすぎたなどという思わぬ副作用が報告されていますので、熟練した方法が必須で注意が必要です。成長因子の添加療法はコントロールが難しいので、扱っていないクリニックが多いのが現状です。成長因子を使用する濃縮自己血小板注入療法にはいくつかの方法がありますが、当院の採用している方法は安全性が高く、膨らみすぎるということがほとんどありません。
施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 | YD-APS税込価格 >> YD-APSとは? |
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下まぶたやゴルゴライン ほうれい線などのボリュームアップ・若返り PRPF(濃縮自己血小板+b-FGF注入療法) |
PRPF:CGコース 1キット (約2cc+成長因子) |
¥211,200 | ¥190,080 |
PRPF:BGコース 2キット (約4~5cc+成長因子) |
¥277,200 | ¥249,480 | |
PRPF:AGコース 3キット (約7~8cc+成長因子) |
¥343,200 | ¥308,880 |
施術内容 | 数量・容量・範囲など | 税込価格 |
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麻酔クリーム | ¥1,650 |
※当院の金額は全て税込価格となります。
A PRP(濃縮自己血小板)にグロースファクターの1つであるb-FGFを添加することにより自己組織増殖能が得られるからです。目の下のくぼみやゴルゴ線などにボリュームを出すことで改善できる場合良い適応になります。
A まず、適応外の方にPRPFを行うことはいたしません。適応外だと膨らみすぎると言うことも考えられます。PRPに添加する成長因子の1つであるb-FGF(線維芽細胞増殖因子)は作成するPRPの方法、添加するb-FGFの添加量によって組織の増殖の仕方が異なることが知られています。当院では根拠のある研究会や論文に基づいた方法で行っており、有害な事象の割合は極めて低いです。治療を受けた約1ヶ月以内にトリアムシノロンの局所注射を行うと反応を止めることが可能です。そのため治療を行った14日目、30日目のチェックは必須だとお考え下さい。
アクセス
宮城県仙台市青葉区花京院1-1-6
Ever-i仙台駅前 2F